神戸国際大付対福知山成美 (秋季近畿大会1回戦)
皆さん、こんばんは(^ ^)
昨日はドラフト会議盛り上がりましたね。
1巡目指名を11球団が高校生を指名するのは初めて見ました。
1位指名された根尾さんは地元の中日、藤原君はロッテ、小園君は広島でしたね。
柿木君は日ハム、横川君は巨人で大阪桐蔭から4名指名を受けました。同一高校から4人が指名されたのは2001年の日大三高以来です。
太田君(天理)はオリックス、林君(智辯和歌山)は広島と、近畿で活躍した高校生がプロに指名されると嬉しいですね。
ちなみに西武1位の松本投手は明石商業出身、楽天1位の辰巳選手と阪神1位の近本選手は社高校出身、ソフトバンク1位の甲斐野投手は東洋大姫路出身と小園君含めると兵庫県出身が5名も1位指名です。兵庫県の野球のレベルは高いですね。
それとロッテの昨年ドラ1の安田と今年のドラ1の藤原君は、2人とも兄がPL学園野球部OB。PL野球部が廃部になってなければ、2人はPLに進んでいたそうです。その2人が履正社と大阪桐蔭に分かれ昨年のセンバツ決勝を戦いました。PL学園で叶わなかった安田、藤原の打線がロッテで観られるとは、これは凄い巡り合わせですね。
ドラフトの話が長くなってしまいましたね。
本題に入ります。
先週、神戸国際対福知山成美を観戦しました。
神戸国際は兵庫大会準決勝で9回2点差ビハインドを2死からサヨナラで報徳学園を破っています。打撃の粘り強さがあり、1イニングで4、5点とビッグイニングを作れる打線です。投手陣もエースで右腕の鍵が好投手ですが、報徳戦で打球を右手に当てて負傷退場してるので心配です。
福知山成美はエースで右腕の小橋がコントロールが抜群に良いと聞いてます。打線もホームランを打つような打者はいないが、全員振りが鋭いらしく、投打のバランスで京都を制したチームです。
先攻は神戸国際
福知山成美の先発投手はエースの小橋
1回表 神戸国際の攻撃
ショートフライ、センターフライ、サードゴロで三者凡退。
小橋はストレートのMAX128キロだがコントロールが抜群でスライダー共にアウトローをきっちりついてくる。
神戸国際の先発投手は背番号10番の松本。右のサイドスローからMAX135キロのストレートとスライダーを投げ分けてくる投手。
1回裏 福知山成美の攻撃
先頭佐藤が追い込まれてから4球目に甘く入ったスライダーをレフト前ヒットでいきなり出塁。2番人知は2球目をバントするがファウル、続く3球目にエンドランでファウルと揺さぶってくる。カウント2B2Sで真ん中高めのストレートを引っ張ってライト前ヒット。
おー。簡単には送ってこないなあ。しぶとい印象。
続く東原が初球をきっちり送って1死2,3塁のチャンス。
ここで4番原。国際バッテリーは全球スライダーでカウント2B2S。
勝負の5球目の外角スライダーを原は上手く捉えてセンター前2点タイムリーヒット!
福知山成美はあっという間に2点先取。 2-0
さらに原が2盗成功で1死2塁。
ここで5番左の井戸がフルカウントからの6球目の外角ストレートを左中間へタイムリー2ベース! これで3-0
さらに6番キャプテン岡田が初球のスライダーを待ってましたとばかりにドンピシャのタイミングで左中間に持っていき、タイムリー2ベース!
3連続タイムリーで4-0
岡田は完全に狙い撃ちやったなあ。ナイスバッティング!
この回ヒット5本でまだ1死。
神戸国際はさすがに投手交代でエースの鍵が登板。
鍵は138キロの切れのあるストレートとスライダーで後続を打ち取る。
いやー、成美は素晴らしい先制攻撃やったなあ。さすが京都の優勝校やわ。
2回表 神戸国際の攻撃
1死からショート送球エラーで出塁もピッチャーゴロのダブルプレーで攻撃終了。
2回裏 福知山成美の攻撃
2死から、人知、東原の連打と原の四球で2死満塁のチャンスを作る。
ここを国際の鍵は、井戸を追い込んでからスライダーを引っ掛けさせて、なんとか1塁ゴロに仕留める。
3回表 神戸国際の攻撃
センター、セカンド、ファーストへの全てフライアウトで三者凡退。
国際はまだノーヒット。
3回裏 福知山成美の攻撃
先頭岡田がサードへ内野安打で出塁。小橋が送って1死2塁のチャンス。8番坂が2Sと追い込まれてからのスライダーをセンター前ヒット。1,3塁で神内が2球目をスクイズ試みるもキャッチャーフライで3塁ランナーも飛び出してダブルプレー。
国際の鍵はこの回もなんとかしのぐ。
4回表 神戸国際の攻撃
2死から3番西尾が2球目の真ん中低めのスライダーを引っ張ってライト前ヒットでチーム初ヒットを放つ。続く柴野も初球のスライダーを狙い撃ち、レフト線2ベース!
2死2,3塁のチャンスを作り、5番隠地。しかし成美バッテリーに上手く攻められて空振三振。
4回裏 福知山成美の攻撃
1死後、人知が内角ストレートを引っ張ってライトオーバーの2ベース。初球をワイルドピッチで1死3塁のチャンスで東原が2球目のスライダーをセンター前タイムリーで5-0。
5回表 神戸国際の攻撃
先頭柴田がセンター前ポテンヒットで出塁するも後続が続かず。
5回裏 福知山成美の攻撃
三者凡退。国際の鍵はストレートが走ってきた。
5回終了で、成美5-0国際
成美が11安打、国際が3安打と完全に成美ペース。
成美の小橋のコントロールが抜群に良くストレートのキレが良く低めにくるのでなかなかヒットにできない。スライダーもストライクからボールになる高さで上手く打者に振らせてカウントを稼いでる。国際は15アウトの内フライアウトが9つ。しかもほとんどがポップフライ。低めの変化球を下からすくい上げ、ストレートには詰まらせてる。
しかし、国際は後半修正かけてビッグイニングを作ってくるチームなので期待したい。
6回表 神戸国際の攻撃
1番からの好打順。先頭松浦死球、2番湯浅が2球目の外角ストレートを上手く流してレフト前ヒット。
無死1,2塁のチャンス。3番西尾。
さあ、ここは送って4番に任せるか。
と思いきや、ベンチの指示は打て。
フォークに泳がされて3塁ゴロ、セカンドアウトで1死1,3塁。
ここで4番柴野が2B2Sからの5球目の甘く入ったスライダーをセンター前タイムリー‼
しかし後続は、1塁ファウルフライ、キャッチャーファウルフライでチャンスを逸す。
あー!1点止まりかー。国際としては、ここでもう2〜3点欲しかったなあ。
6回裏 福知山成美の攻撃
三者凡退。
7回表 神戸国際の攻撃
三者凡退。
7回裏 福知山成美の攻撃
1死から東原がレフト前ヒットで出塁も原がピッチャーライナーのゲッツー。
8回表 神戸国際の攻撃
1番からの好打順。さあ、この回3点以上は返したい所。
先頭松浦はショートのエラーで出塁。続く湯浅がレフト前ポテンヒットで無死1,2塁のチャンス。
ここで3番左の西尾。6回と同じ場面。
今日2安打で当たってる4番柴野の前にランナーを2.3塁に送るのか?それとも打たすのか?
初球のスライダーを簡単に打ってショートフライ。
これは痛いなあ。せめて引っ張って2.3塁にして欲しかった所。
続く柴野は2B1Sからの4球目の甘いスライダーに力が入ったのか打ち損じてレフトフライ。続く隠地もファーストライナーでチャンス逸す。
痛い!あと1本が出ないなあ。
8回裏 福知山成美の攻撃
チャンス作れず。
さあ9回表 神戸国際の攻撃
国際打線は勢いに乗ったら4点は返せる打線だが、どうか?
先頭7番柴田の代打森中は初球のスライダーをセンターフライ。
8番笠松はレフトへポテンヒット。続く松尾の代打福元がセンター前ヒット。
1死1,2塁のチャンス。
さらに代打攻勢で鍵に代わって玉城が1B2Sと追い込まれたが、しぶとくセンター前タイムリー! 5-2
続く1番松浦が初球の高めストレートを叩いて連続センター前タイムリー‼ 5-3
神戸国際らしくイケイケになってきた。
1死1,3塁で2番湯浅が2B2Sから5球目のストレートを引っ張ってライトへ犠牲フライで1点差!
2死1塁だがここからクリーンアップ。長打攻勢で逆転期待したい所。
しかし3番西尾は粘るも6球目のスライダーをライトフライで万事休す。
神戸国際 R H E
000001003 4 10 0
40010000× 5 13 2
神戸国際は残念ながらあと1歩及ばず。
やはり、6回と8回の無死1,2塁のチャンスを上手く攻めていれば逆転もあっただけに残念な攻撃だったなあ。1回途中から1失点でしのいだ鍵君の好投があっただけにもったいない試合でした。
ただポテンシャルは攻守ともに高いチームなので、精度の高い野球を仕上げれば来夏はかなり強いチームになってるでしょう。
一方で、福知山成美は大型選手はいないが、投手の小橋君の制球力、緩急、ピッチングの上手さが光りましたね。外角と内角を上手く攻めてキャッチャー原君のリードも良かったです。
打線も各打者、振りがコンパクトでミートが上手いですね。追い込まれても簡単にアウトにならず、ヒットにする技術がありました。
それと初回に見せた3者連続タイムリーの集中打は素晴らしかったです。
さあ福知山成美。次戦の選抜出場をかけた準々決勝の相手は強力打線の履正社。
小橋投手がどこまで良いピッチングができるかと、打線が履正社投手陣を打ち崩せるかに注目したいと思います。
好ゲームを期待。