ゆる〜りさんの近畿の高校野球観戦記

大阪桐蔭と報徳学園を中心に観戦。ときどき観戦後グルメ情報

報徳学園、優勝候補を撃破!

 皆さんこんにちは(^ ^)

 この土日は秋晴れで野球日和でしたね。昼間は暑いぐらいの観戦でした。

 ほっともっとスタジアム神戸で行われた秋季近畿大会の1回戦を観戦してきました。この近畿大会で出場校16校から来春の選抜甲子園に出場できるのは基本的には6校と狭き門の熾烈な戦いです。

 今日の観戦記は1回戦の好カード、報徳学園対近江の対戦です。この2校は8月の夏の選手権でベスト8に入った強豪校です。

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 金足農業対近江のサヨナラツーランスクイズはこの夏のベストプレイでしたね。

 近江高校の注目選手は、何と言ってもこの夏の甲子園で活躍した林投手。左腕から投げてくるキレのあるストレート、スライダーに最大の武器はチェンジアップが右打者からすると厄介ですね。

 更に旧チームから残るキャッチャー有馬、ショート土田、センター住谷、セカンド見市のセンターラインは強力ですね。

 一方で報徳学園も、夏の甲子園で先発マウンドに立った林投手、サードで堅守を誇った大崎が新チームで残っています。

 

 夏のベスト8チームの好左腕で同性対決。近江有利と言われるカードはどんな試合になるでしょうか⁈

 

 近江高校        報徳学園

⑧ 住谷           ② 西井

④ 見市           ⑦ 中井

⑥ 土田           ⑨ 赤崎

② 有馬           ⑤ 浦上

③ 安田           ③ 岸野

⑤ 鈴木           ⑧ 櫻井

⑨ 板坂           ④ 岩本

⑦ 三浦           ⑥ 大崎

① 林               ① 林

 

先攻は近江高校

1回表 近江の攻撃

報徳の左腕林が立ち上がりから140キロのストレートと120キロ前後の鋭いスライダーで近江の上位打線を三者凡退。

ナイスピッチング!今日はストレートが走ってるね。

 

1回裏 報徳の攻撃

さあ先取点取ろうぜ!

1死後、中井が四球を選び、赤崎が林のストレートを引っ張ってレフト前ヒット!

いきなり1.2塁のチャンスで4番浦上。

浦上は春は4番を期待されてた大砲だったが、調子が上がらず夏はベンチを外れた。その悔しさをこの試合で是非晴らしてほしい!

しかし、追い込まれた後に林のチェンジアップを打たされてショートゴロゲッツー。

さすが林やわ。これに智辯和歌山の強力打線もやられたんやった。

 

2回表の近江の攻撃も報徳の林は三者凡退に打ち取る。報徳の林、今日はええなあ。コントロールとキレがあって兵庫大会の時より調子ええわ。(^ ^)

 

2回裏 報徳の攻撃

先頭の岸野が林のストレートを引っ張ってライト前ヒットで出塁。送りバント成功で1死2塁のチャンス!岩本は抑えられるも、次打者は甲子園メンバーの大崎。

 大崎は期待に応えて、真ん中低めに入ってきたスライダーを捉えてレフト前タイムリー❗️

 ランナー岸野も上手くキャッチャーのタッチをかいくぐるナイスラン❗️

 よっしゃー!林から先制やあ。

 

3回表 近江の攻撃

先頭の板坂がレフト前ヒットで出塁。三浦が送って1死2塁。

ここで投手林がボークで2塁ランナーが3塁へ進塁。

これは痛いなあ。と思った矢先、投手林は動揺したか追い込んでからスライダーが高めに甘く入ってしまい、打者林にセンター前タイムリーヒットを打たれる。

 これで1-1同点。

 近江打線はまだ手を緩めない。

 住谷死球で1死1.2塁。ここで林は右打者見市に対し外角攻めのフルカウントからインコースクロスファイヤーで見逃し三振に打ち取る。

 よっしゃー!ナイスボール!球場が湧いた!

これで2死。3番左の土田を迎える。

さすが土田。林の厳しいインコースのストレートを弾き返してライト前タイムリーで勝ち越し!

 やっぱ近江強いわ。取られたらすぐに倍返ししてきたわ。

しかし林は続く1.3塁のピンチで、4番有馬を140キロのストレートでライトフライに仕留める。

ナイス!良く踏ん張った。

 

報徳の林は4.5回の近江の攻撃をゲッツーなどで、無失点で抑える。

報徳は林が頑張ってるから、なんとか追いつきたいところ!

5回裏 報徳の攻撃

簡単に2死を取られる。

しかし、中井がスライダーをレフト前ヒット、赤崎がストレートをレフト前ヒットで初めての連打!そして4番浦上も追い込まれてから粘って四球で満塁。

 ここで岸野が打った打球をファースト安田がエラーで同点。

 2死からチャンスを作り得点する報徳学園らしい粘りの野球が出たね。

 5回終了で2-2の同点。ここまでヒット数は報徳が7本。近江が4本。ここまではやや報徳ペースかな。後半がめちゃくちゃ楽しみな試合になってきました!

 

 6回の攻撃はお互いチャンス作れず、無得点。

 7回表の近江の攻撃も2回以来の三者凡退。

 先頭の板坂がフルカウントから3球ファウルで粘るも、林も粘り負けせずセンターフライに打ち取って先頭を切ったのが大きかった。

 

 よっしゃ、これで流れは報徳に来るで。

 

 7回裏 報徳の攻撃

 この回は好打順の1番から。

 先頭の西井がボール2からのストレートを引っ張ってライトオーバーのツーベース!

 中井が初球をキッチリ送りバントを決めて1死3塁のチャンス!

 中井ナイスバント!

 さあここで今日3安打と当たってる赤崎。

 ここは小技も上手い赤崎、スクイズか?打たすのか?

 バッテリーが警戒しながら投げた2球目の低めスライダーを上手く捉えてセンターへ犠牲フライで勝ち越し!

 赤崎ええ仕事した!(^。^)

 続く4番浦上は4球目のインコースストレートをドンピシャでレフトへ引っ張ると、レフト席中段にぶち込むホームラン❗️

大砲が目覚めた❗️(^。^)

 試合後の取材では、通算14本で1番大きなホームランだそうです。

 

これで2点勝ち越し。

 

8回表 近江の攻撃

この回近江も先頭が1番からの好打順。

報徳はこの回0に抑えると勝利の可能性がかなり高くなる大事なイニング。

近江の先頭住谷が外角低めのスライダーを上手く打ってライト前ヒット。

 さすが!

8回で2点差。ここは次打者に打たしてくるかと思いきや、送りバント

1死2塁。これは報徳としては助かったかな。

このランナー返しても1点勝ってるから、守る報徳としては気持ちが楽かな。

報徳林はエンジン全開!

 続く3番土田をスライダーで引っ掛けさせてショートゴロ、4番有馬をストレート、スライダーで追い込んでから138キロのストレートで押し込んでライトフライに仕留める。

 林ナイスピッチング❗️ここは気合入れてベストピッチやった。

 

8回裏 報徳の攻撃

1死から大崎がセカンドへ内野安打で出塁。

林が初球を送りバント成功で2死2塁のチャンスを作る。続く西井が四球を選んでワイルドピッチも挟み2死1.3塁。

ここで2番中井がインコースのストレートを引っ張ってライト前タイムリー❗️

よし❗️これで3点差❗️

 

9回表 近江の攻撃

2死から板坂が左中間破るスリーベースヒット!

ここで代打奥岨がフルカウントまで粘るもショートゴロで万事休す。

 

近江             R   H E

002000000   2   7  1

01001021×   5  12 0

報徳学園

 

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 8回からの残り2イニングで、2点差を良く守りきりました。

 兵庫大会準決勝の神戸国際大付戦で9回2点勝ってるところから、逆転サヨナラ負けを喫した試合を糧にして今日は粘り強い近江に勝ちきりました!

 打線も兵庫大会はかなり貧打でしたが、近畿大会までに相当練習を積んできたのでしょう。成長してました。

 報徳学園のデータ班の部員に聞くと、対近江戦が決まってから今週は必死に分析、対策をしたそうです。それが活きて打線が12安打と近江の林を打ち崩し、守っては近江打線を7安打2点に抑えました。チーム全員の勝利ですね❗️

 

 ちなみに、データ班のスピードガンよりも球場のガンが2〜3キロ速いそうです。

 確かに、ほっともっとスタジアム神戸は普段よりもスピード出てるなと思いました。納得。

 今後の観戦では2〜3キロマイナスで見ていこうと思います。

 

 この試合はこの2日間の6試合で1番レベルが高い試合でした。近江がエラー1つ出ましたが両チームの守りは固く、特に報徳のショート大崎の動きは軽快で送球も速く安定していました。

近江の住谷も素晴らしかったですね。

 他の5試合では送りバントの失敗が多く散見されましたが、この試合では近江は2回の送りバントを初球を1発で決めてましたし、報徳も3回全てファーストストライクを1発で決めてました。

 滋賀県2校は初戦敗退となり、センバツ出場は厳しくなりましたが、来年の夏に甲子園で活躍する姿を観たいですね。

 

 報徳学園は次戦はセンバツ出場権をかけて、兵庫県1位の明石商業との同県対決です。

 熱い試合を期待しましょう!