八戸学院光星対東邦(神宮大会1回戦)
野球ファンの皆様こんにちは!
師走に入り、すっかり野球ロスですね。
こういう時こそ、3か月後の選抜大会に向けて秋の大会を振り返りたいと思います。
2018年11月9日(金)に神宮大会が開幕し、観戦してきました!
神宮大会は10地区の優勝校が集まり秋の新チームの日本一決定戦であり、来年の選抜、夏の選手権を占う大会です。ちなみに、ここ10年この神宮大会出場校が選抜か選手権のどちらかの決勝戦に駒を進めてるそうです。やはり力のあるチームが出場してるので注目ですね。
初日の第1試合
八戸学院光星(東北地区、青森1位)対東邦高校(東海地区、愛知1位)
八戸学院光星の注目は3番主将の武岡、4番近藤。
まずは武岡。東北大会決勝(対盛岡大付属)の初回に先制の右越え2ラン、9回ダメ押しのタイムリーを放つ3打点の活躍。左打席からシャープな振りで鋭い打球を飛ばす好打者。
そして近藤。仲井監督が「久々に出てきた右の大砲」と言わしめる175cm,88kgのガッチリとした体格から大きな当たりを飛ばす大砲。東北大会では4試合で18打数8安打8打点、打率444の活躍。
一方で東邦高校の注目は何といっても石川。
3番で出場した東海大会準々決勝で高校通算35号の満塁弾を放ち、先発登板した決勝戦では最速144キロをマークしスライダー、カーブ、決め球のスプリットを低めに集め、津田学園打線を6安打2失点に抑え完投勝利。
もう一つ注目はチームの粘り。
東海大会準決勝(対中京学院大中京)では9回裏3-8の5点ビハインドから長屋の同点3ランで追いつき、延長10回に1点勝ち越された後に1死1.3塁から5番成沢が左線2塁打で2者返り逆転サヨナラ勝ち。
2016年夏の甲子園でのミラクル逆転勝ちを思い起こさせる粘り。
そして今日当たるのがその甲子園でミラクル逆転サヨナラ勝ちした相手の八戸学院光星。因縁の対決で最後のゲームセットまで目が離せませんね。
スタメンです。
光星 東邦
④伊東 ③松井
⑧島袋 ④杉浦
⑥武岡 ①石川
③近藤 ⑥熊田
②太山 ⑤長屋
⑤下山 ⑨坂上
⑦大江 ②成沢
⑨原 ⑧河合
①後藤 ⑦植田
先攻は光星から。東邦の先発投手はエース石川。185cm,87kgの右腕。
石川の立ち上がりに注目です。
1回表 光星の攻撃
先頭の伊東が2Bからのストレートをセンター前にクリーンヒット。続く島袋は初球の送りバントをキャッチャーフライ。しかし3番好打者の武岡が初球のストレートを捉えレフト前ヒット。1死1.2塁のチャンスで大砲の近藤。2B2Sからスライダーを捉えてレフトへ大きな飛球が。しかしフェンス際で失速しレフトフライに倒れる。続く太山が粘って四球を選び2死満塁のチャンスを作る。
東邦の石川はここまで腕が振れてないため球が全く走ってない、しかも変化球もストライクが入らず苦しい立ち上がり。ここを乗り切るか?
6番下山は1B2Sと追い込まれたが低めのスライダーを態勢を崩されながらもバットの先でレフトへポテンヒットで、光星は2点先制。
続く2死1,2塁で大江が1Bからの真ん中低めのストレートを完璧に捉えてライナーでセンターへ一直線。センターフェンス直撃の2点タイムリー2塁打。
更に8番原が1B2Sと追い込まれながら内角ストレートを詰まりながらレフト前タイムリーヒット。
光星は初回打者一巡の猛攻で5得点。
光星の先発投手はエースの後藤。170cm,71kgの右腕で135km前後のストレートと低めにスライダーを集めて打たせて取るタイプ。
1回裏 東邦の攻撃
1死から杉浦が3塁へセフティバントを成功させ出塁。続く注目の石川はレフトへポテンヒットでチャンスを広げる。2死後、5番長屋が1塁へ強襲ヒットを放ち1点を返す。
1回を終わって、光星5-1東邦
東邦はまだ回も浅いし、東海大会で見せた脅威の粘りを期待したい。
2回の攻撃はお互いチャンス作れず。
3回表 光星の攻撃
太山のライト前ヒット、大江の四球で2死1,2塁のチャンス作るも原はショートフライ。
なんとか石川は踏ん張る。
3回裏 東邦の攻撃は2番からの好打順だが、セカンドフライ、ファーストファウルフライ、サードフライと全て内野フライで三者凡退。
4回表 光星の攻撃
1死から四球、ショートのエラーで1,2塁のチャンスで好打者武岡は空振三振。続く4番近藤はファーストファウルフライ。またまた石川踏ん張った。
4回裏 東邦の攻撃は全て内野ゴロで三者凡退。
東邦はなかなか攻撃の糸口がつかめないなあ。
東邦の石川はやっと調子が上がってきた。この良い流れを攻撃に繋げたい。
5回裏 東邦の攻撃
先頭の8番河合が初球をレフト前ヒットとレフトのエラーで無死2塁のチャンス。4点差あるのでここは打たすか。続く植田はフルカウントからレフト前ヒットで繋ぎ、無死1,3塁。東邦ここは1塁ランナーを走らせて2,3塁にしたい所。
続く1番松井はセカンドフライでランナーも進めることができず。
これは痛いなあ。
1死1,3塁で杉浦がセンターへ犠牲フライを放ち1点返す。
2死1塁で主砲の石川。2B2Sと追い込まれながらも、外角高めに甘くきたスライダーをおっつけて右中間へ2塁打。しかし1塁ランナー帰れず、2,3塁で4番熊田。2Sから外角ストレートを上手く打ったが惜しくもサードライナー。
惜しいなあ。もう1本出てたらなあ。
5回終わって、光星5-2東邦
6回表 光星の攻撃チャンス作れず無得点
6回裏 東邦の攻撃
1死から6番坂上がライト線2塁打でチャンス作るも成沢3塁ゴロ、河合空振三振。
流れは少しずつ東邦に来てるので後半チャンスありそうな雰囲気。
7回裏 東邦の攻撃
1死後、1番松井がセンター前ヒット、続く杉浦ライト前ヒットの連打で1死1,2塁のチャンス。さあ良いバッターに回ってきた。前打席で2塁打の石川。石川は最悪のショートゴロ。ああゲッツー。と思いきやショートからの送球をセカンドが落とすエラー。
1死満塁で4番熊田は初球を引っ張ってライト前タイムリーヒット。
これで2点差。
さあ続け。
しかし5番長屋はサードゴロ、6番坂上はショートゴロでもう1本が出ず。
8回表 光星の攻撃
2死からヒット、四球で1,2塁のチャンス作るも1番伊藤はレフトフライで得点ならず。
8回裏 東邦の攻撃
さあ後半は東邦が押してるぞ。期待したい所。
しかし、2死から9番植田がライト前ヒットで出るも続く松井は凡退。
9回表 光星の攻撃
東邦はここをしっかり押さえて裏の攻撃で逆転の雰囲気を作りたい所。
1死後、3番武岡は初球を叩きセンターへ。大きなセンターフライかなと思いきや無風の中、滞空時間の長い打球が伸びてバックスリーンへ。貴重なダメ押しホームラン。
この1点は重たいなあ。 光星6-3東邦
ダメージがあったのか、石川は次打者近藤を死球、太山にライト前ヒットを浴び1死1,3塁で降板。
2番手投手は右横手投げの奥田。
6番下山は2球目を上手くおっつけてライト前タイムリーヒット。 光星7-3東邦
続く大江は見逃し三振。原はライト前ヒットで繋ぎ2死満塁。
9番後藤はフルカウントから強振してライトに落ちるかと思いきやライトが飛び込みファインプレー。
9回裏 東邦の攻撃
4点差あるが、東邦には東海大会の準決勝では5点差を追いついた粘りがある。期待したい。
2番からの好打順。杉浦は空振三振。石川はショートゴロ。熊田はライトフライで万事休す。
八戸光星 R H
500000002 7 11
100010100 3 11
東邦
光星の後藤は149球9回完投勝利。被安打11、四球1、自責点3
ヒットは打たれてましたが、粘り強くコーナーと低めを突いて東邦打線にビッグイニングを作らせなかったのが勝因ですね。
打線は上位が厳しいマークにあう中、下位打線6~8番で6安打6打点の活躍でした。
東邦は石川の初回の立ち上がりが残念でしたが、2回から8回まで無失点投球で片鱗は見せてくれました。
打線も11安打を放ち力のある所は見せたが、ここぞで畳み掛ける攻撃ができなかったのと選球眼の差が出ましたね。
選抜高校野球までの4ヶ月鍛えてさらに良いチームになって甲子園に来てもらいたいです。
履正社対福知山成美(秋季近畿大会準々決勝)
皆さん、こんにちは。
日曜日の第1試合を観戦しました。
ほっともっとフィールド神戸の第1試合は風が舞っており、フライが上がると野手泣かせの風が吹いてます。
この試合は、大阪1位対京都1位の対戦で勝ったチームがセンバツ出場を確定させる1戦となります。
履正社は1回戦、和歌山の南部をコールドで破っています。井上の満塁ホームラン、池田の3ランホームラン等で圧勝でした。
一方で、福知山成美はエース右腕小橋が終盤の追い上げをなんとか1点差で踏ん張り神戸国際との接戦を制して勝ち上がってきました。
試合の見所は、福知山成美の小橋が全国でも指折りの強力打線をどのように抑えるか。履正社の左腕清水も大阪大会よりも状態が上がってきており、攻略が難しい投手なので、履正社打線を2点以下に抑えて相手の焦りを突いていきたい所。
スタメンです
⑤佐藤 ⑧桃谷
⑦人知(1) ④池田(1)
⑥東原 ⑤小深田(1)
②原 ⑨井上
③井戸(1) ③西川
④岡田 ②野口
①小橋 ⑦大西(1)
⑧坂 ⑥野上
⑨神内 ①清水
履正社の左腕清水は身長176㎝、体重73㎏。1回戦ではMAX145キロを計測したストレートに、120キロ前後のスライダー、カーブ、時にチェンジアップを投げ分けてくる。特に低めに鋭く落ちるスライダーはキレがある。
1回表 福知山成美の攻撃
先頭佐藤は2球目のストレートに詰まって2塁ゴロ。続く人知は138キロのストレートに空振三振。3番東原は清水の2球目のストレートに負けず弾き返しレフト前ヒット。4番右打者の原は清水の139キロのクロスファイアに手が出ず見逃し三振。
清水は2奪三振の素晴らしい立ち上がり。
福知山成美の右腕小橋は身長171㎝、体重70㎏。MAX130キロのストレートと115キロ前後のスライダーをコーナーいっぱいに投げ分けてくるコントロールが良い投手。
1回裏 履正社の攻撃
先頭の桃谷が3球目の内角ストレートを詰まりながらもセンター前ヒット。続く今日2番に抜擢の池田がきっちり送り、1死2塁のチャンス。3番小深田は追い込まれてから粘るも9球目の内角ストレートに詰まりショートフライ。4番井上は外角ストレートを空振三振。
小橋投手ナイスピッチング! 内と外を丁寧に投げ分けて甘い球が1球も無かった。
2回表 福知山成美の攻撃
先頭の5番左の井戸は外角低めに落ちるスライダーに空振三振。続く右の岡田は138キロの外角ストレートに空振三振。続く小橋は2球目のストレートを1塁ゴロ。
2回で4奪三振。 今日の清水投手はこの秋1番調子ええなあ。ストレートはベース上で勢いがあるし、スライダーの切れとコントロールが良い。
2回裏 履正社の攻撃
1死後、野口がセンターへポテンヒット。続く右の大西は124キロの内角ストレートに空振三振。続く野上が死球で出て2死1,2塁のチャンス。しかし続く左の清水は外角のボールからストライクに入ってきたスライダーに手が出ず見逃し三振。
小橋投手はピッチングが上手いしコントロールが抜群やな。キャッチャー原もナイスリード!
3回表 福知山成美の攻撃
何とか先制点が欲しい所。
2死から1番佐藤がストレートに詰まりながらセカンド後方に2ベースヒット。しかし左の人知は外角低めに鋭く落ちるスライダーに空振三振。
3回裏 履正社の攻撃
先頭桃谷が高く打ち上げた打球が流されてセカンドがエラーで2塁へ出塁。池田が初球をきっちり送り1死3塁のチャンス。ここで小深田が3球目のストレートを捉えてレフトへのタイムリー2ベースで先制。続くピンチを小橋投手は何とかしのぐ。
4回表 福知山成美の攻撃
3番東原からの好打順だが三者凡退。
4回裏 履正社の攻撃
先頭の野口がレフト前ヒット。続く大西は初球をきっちり送り、1死2塁のチャンスで野上がライト前ヒットで1,3塁にチャンスを広げる。続く清水が初球をスクイズ!
しかし、キャッチャーフライ。スクイズ失敗!
しかし続く桃谷が3球目のスライダーをライト前タイムリーヒット! 2-0
5回表 福知山成美の攻撃
この回も清水投手のストレートの勢いに押されて三者凡退。
5回裏 履正社の攻撃
3番小深田から始まる好打順。小深田は2球目のスライダーをライト前ヒット。続く井上はセンターフライ。続く西川はあわやホームランか⁉という大きな当たりを打つも、内外を上手く攻められ2塁ゴロダブルプレー。
ここまで、小橋投手は7安打で2点取られたものの相手にビッグイニングは作らせず、しぶといピッチングで頑張っている。
一方で清水投手は7奪三振で2安打に抑える完ぺきなピッチング。
福知山成美は何とかこの点差でしのぎながら、清水投手を揺さぶって次の1点を先に取りたい所。
6回表 福知山成美の攻撃
6回裏 履正社の攻撃
先頭の野口が4球目のストレートをレフト前ヒット。続く大西が送って1死2塁のチャンスで、8番野上が2球目のストレートをセンターへタイムリー2ベース! 3-0
後続は三振とショートフライで凡退。
福知山成美にとってこの1点は重たいなあ。
7回表 福知山成美の攻撃
1死後から4番原が追い込まれたがスライダーを上手く打ってセンターへ2ベース!3回以来のスコアリングポジションにランナーが出た。
しかし5番井戸は清水の高めのストレートを振らされて空振三振。続く岡田もストレートに押されて2塁ゴロでチャンスを逸す。
7回裏 履正社の攻撃
こうなると、完全に履正社のペース。
1死後、3番小深田が4球目のストレートをライト線へ2ベース!1死2塁のチャンスで続く井上はフルカウントまで粘るもレフトフライ。しかし続く西川が初球のストレートをセンター前ヒット。2死1,3塁で今日3安打の野口が追い込まれた後の低めのスライダーを上手く拾ってレフト前タイムリーヒット! 4-0
8回表 福知山成美の攻撃
7番小橋からだが、7球で三者凡退。
8回裏 履正社の攻撃
先頭の野上が追い込まれてからのスライダーを引っ張ってレフト線へ2ベース!
続く清水が初球を送って1死3塁のチャンスで1番桃谷が5球目のスライダーをセンターへ犠牲フライ。 5-0
9回表 福知山成美の攻撃
1死から人知が空振三振するが振り逃げで出塁。続く東原は初球の高めのストレートに押されてセカンドフライ。続く原はフルカウントまで粘るも6球目のストレートに空振三振で万事休す。
福知山成美 R H E
000000000 0 3 1
00110111× 5 14 0
履正社は完勝でしたね。
今日のMVPは清水投手。散発3安打の無四球完封。毎回の12奪三振。
素晴らしいピッチングでした!最後までストレートのスピードも落ちず、コントロールも素晴らしく、3ボールまでいったのは2回だけで、3塁を踏ませない完ぺきな投球でしたね。
大阪大会の時は、良いピッチングしてても急に連続四球出したり、自滅して1イニングで複数失点する事が多かったのですが、前の試合から安定感が出てきましたね。
打線も今日の試合はスクイズ失敗1つありましたが、送りバントを5つしっかり決めて打線の流れを作りました。前の試合では送りバント失敗が目立ったので1週間でしっかり改善してきましたね。
1番桃谷が2安打2打点。3番小深田が3安打1打点。6番野口が4安打1打点。8番野上が3安打1打点。
打線も繋がりが良くなってきて、長打、小技を織り交ぜた攻撃ができるようになってきており、投・攻・守のレベルの高さは近畿NO.1ではないでしょうか。1昨年の神宮大会を制し、昨年の選抜準優勝したチームの雰囲気になってきたように思います。
一方で破れた福知山成美ですが、相手が悪かったという印象です。
小橋投手と原捕手のバッテリーは1球1球考えて上手く攻めていたと思います。課題は球速を上げること、落ちる変化球の取得でしょうか。履正社の打者のスイングの速さ、打球のスピードは全国屈指なので、ストレートは140キロ前後の球速と切れの良いフォークボールを身につけて、それをコントロール良く投げる力がないと抑えることができないかな。まあ秋のこの時期でそんな投手はまずいないですわ。夏に向けて小橋投手ガンバレ!
福知山成美打線は完膚なきまでやられましたね。京都大会を観戦しましたが、ピッチャーの球速が130~135キロまでが多く、140キロを超えるピッチャーとの対戦が無い為、速いストレートに全く対応できてませんでした。
夏に向けてスイングスピードを更に上げて、速いストレートに強い打線を作る事ができれば、来夏には甲子園で活躍してるかもという期待は抱かせるチームでした。
大阪桐蔭対智辯和歌山(近畿大会準々決勝)
皆さん、こんにちは!
昨日は秋晴れで野球日和でした。ほっともっとフィールド神戸で行われた準々決勝3試合を観戦しました。勝ったチームがセンバツ確定となる熱い戦いです。
大阪桐蔭、智辯和歌山共に1回戦をコールドで勝ち上がってきています。
両校の直近の対戦成績は5戦5勝で大阪桐蔭です。特に今年のセンバツ決勝は熱い戦いでした。智辯和歌山にとっては、何が何でも倒したいという気持ちで向かってくるでしょう。スタンドは注目カードで人が一杯です。応援も両校共に吹奏楽、チアが来ており華やかな雰囲気の中で試合が行われました。
スタメンです。
⑦柳本 ⑧細川(1)
④宮本 ⑥西川
③西野(1) ④黒川
⑨船曳(1) ②東妻
⑧薮井(1) ⑦根来
②石井 ③佐藤
⑤山田 ⑨小林白(1)
⑥榎木 ①池田泰(1)
①新井 ⑤綾原(1)
大阪桐蔭はなんと5番に1年生の⑮薮井を抜擢。1年生クリーンアップです。
大阪桐蔭は試合当日のバッティング練習で好調な選手を抜擢するそうで、薮井君は調子が良いらしいので期待したいです。
智辯和歌山も昨日の大阪偕星戦で3ラン含む3安打6打点の恐怖の9番打者綾原君が今日も活躍するか注目です。
智辯和歌山の先発投手は1年生左腕⑪の池田泰騎。身長174㎝、体重70㎏でストレート133キロ前後、110キロ前後のスライダー、115キロ前後のチェンジアップをコーナーに投げ分けてくるタイプ。キャッチャー東妻のリードがこの試合を左右すると思われる。
1回表 大阪桐蔭の攻撃
先頭の柳本が2B2Sからファウルで粘り9球目のストレートを叩いてライト前ヒット。宮本の打席で4球目エンドランかけるも空振するが、キャッチャー東妻が2塁へ悪送球で無死3塁のチャンス。しかし宮本はフルカウントからスライダーに空振三振。続く西野は初球のストレートを打ち損じて2塁ゴロ。その間に3塁ランナーホームに帰って先制。続く船曳が初球のストレートをライト前ヒット。しかし今日抜擢の薮井は外角ストレートに手が出ず見逃し三振。
うーん。池田の立ち上がりをもう少し打者が粘って上手く攻めて2,3点取れてたかな。
特に宮本は気負ってるのか、開くのが早くスライダーに合ってない印象。次から修正かけてヒットを期待したい。
身長180㎝、体重75㎏、ストレート133キロ前後、スライダーが115キロ前後、フォークを投げ分けてくる。
1回裏 智辯和歌山の攻撃
先頭の細川は2球目のストレートを上手くはじき返したがレフトライナー。西川はフォークで投手ゴロ。黒川は初球スライダーに差し込まれて遊ゴロ。三者凡退。
2回表 大阪桐蔭の攻撃
1死から山田が追い込まれてからのスライダーを上手く打ってセンター前ヒット。しかし続く榎木はスライダーを打たされ遊ゴロダブルプレー。
2回裏 智辯和歌山の攻撃
1死から根来が得意の外角低めストレートを流してレフト前ヒット。続く佐藤も2球目のストレートをライト前ヒットの連打で1死1,2塁のチャンス。続く小林は1B2Sからのフォークを引っかけて遊ゴロ。しかし打球がゆるく1塁だけアウトで2死2,3塁。
ここで8番池田が追い込まれてからのフォークを打った打球が飛んだコースが良くショート内野安打で同点。
2死1,3塁で続くは昨日6打点の綾原。2球目の甘く入ったストレートをセンター前タイムリーで逆転。
続く1番細川は2球目に死球で満塁
大阪桐蔭としてはこれが痛かった。ここから投手新井は動揺したのか急にストライクが入らなくなり、二者連続の押し出し四球。
まだ回は浅いので大阪桐蔭としては次の1点を先に取り、流れを掴んでいきたいところ。
3回表 大阪桐蔭の攻撃
先頭の新井が追い込まれてからのストレートをライト前ヒット。続く柳本は初球送りバント試みるもファウル。結局、追い込まれてからのチェンジアップを打ち上げてキャッチャーフライ。
これは痛いなあ。こういうプレーは流れが向こうに行ってしまう。
続く宮本が2球目のスライダーをセンター前ヒット。しっかり修正してきてナイスバッティング。
1死1,2塁のチャンスで大阪大会で打率5割以上でチーム打点王の西野。
初球のストレートを捉えた良い当たりはセンターへ抜けるかと思った瞬間、ピッチャーライナー。
続く船曳も2B2Sからストレートを捉えたが良い当たりのセンターライナー。
うーん。ツキがないなあ。
やはり、しっかり送りバントを決めてないと、こういう流れになってしまう。
まだ回が浅いからしっかり守って、大阪桐蔭の流れに持ってきたいね。
3回裏 智辯和歌山の攻撃
先頭の根来がセカンドゴロエラーで出塁。続く佐藤がスライダーを引っかけてダブルプレーと思いきや1塁へ悪送球で1塁ランナー残る。続く小林が初球をきっちり送り、2死2塁のチャンスを作る。
ここで池田が初球のストレートを弾き返してセンターオーバーのタイムリー2ベース!
これは桐蔭にとって非常にマズイ展開やなあ。自分たちのミスで失点する。相手はきっちりとした攻撃をしてくる。大阪決勝の履正社戦と同じ展開になってきた。
なんとかしぶとく食らいついて、後半に逆転を期待したい。
4回表 大阪桐蔭の攻撃
先頭の薮井2球目ストレートを打ちあげてショートフライ。石井は初球スライダーをキャッチャーフライ。山田は粘るもレフトフライで三者凡退。
4回裏 智辯和歌山の攻撃
5回表 大阪桐蔭の攻撃
8番榎木ストレートに空振三振。9番新井に代わり代打西浦はフルカウントまで粘るも遊ゴロ。1番柳本は2球目のストレートをあっさりライトフライで三者凡退。
5回裏 智辯和歌山の攻撃
この回から大阪桐蔭は中田に投手交代。
先頭根来は四球で出塁。続く佐藤は2球目をきっちり送りバント成功させ1死2塁のチャンス。続く小林はスライダーに空振三振。今日2安打と当たってる池田泰は3塁ゴロ。
大阪桐蔭はここまで守備の自滅での点差なので、ここからしっかり守って打線も粘り強く出塁していけば、智辯和歌山も慌てる場面が出てくると思う。
6回表 大阪桐蔭の攻撃
好打順の2番から。
先頭の宮本は3球目のストレートを2塁ゴロ。西野は初球の内角低めの難しいスライダーに手を出してショートフライ。船曳も3球目をセンターフライで三者凡退。
しかも3イニング連続の三者凡退。焦ってるのか、早打ちが多く何となく打たされてる印象。
6回裏 智辯和歌山の攻撃
1死から細川がフルカウントから内角ストレートを上手くおっつけてレフト前ヒット。細川はセンスがあるなあ。続く西川は3ゴロゲッツー。
7回表 大阪桐蔭の攻撃
先頭の薮井は3球目のストレートをセンターフライ。石井は内角低めのスライダーに空振三振。山田は3球目のスライダーに1塁ゴロ。4イニング連続の三者凡退。
7回裏 智辯和歌山の攻撃
3番からの好打順。
黒川は追い込まれてからのストレートに差し込まれて遊ゴロ。東妻はスライダーを見逃し三振。根来は初球ストレートをセンターフライでこちらも三者凡退。
試合が膠着状態になってきた。
大阪桐蔭としては流れを作るホームランが欲しい所。
8回表 大阪桐蔭の攻撃
8番中田に代わり代打キャプテン中野。ベンチの期待に応えて3球目の高めのカーブを強振せずにライト前ヒット!ナイスバッティング!
しかし1塁ランナー中野はリードを大きく取り、キャッチャーからの牽制に戻れずアウト。
あー、もったいない。
続く西浦は空振三振。
いよいよ苦しい展開やなと思いきや、柳本が投手ゴロで池田が1塁へ暴投で出塁。
2死から相手のミスにつけ込みたい所。
続く宮本はストレートの四球。2死1,2塁
投手池田は動揺してる。ここはチャンス!必ず甘い球が来るから1発で仕留めたい所。
続く期待の西野は初球の甘く入ったスライダーを捉えてレフト前タイムリー‼
ナイスバッティング!これで2-5。さらにチャンス。
続く船曳は内角を攻められた後の外角ストレート打たされて2塁ゴロ。
くそ-! ここは東妻のリードにやられたなあ。
8回裏 智辯和歌山の攻撃
この回から大阪桐蔭は左腕の高野に投手交代
身長180㎝、体重78㎏。137キロのストレート、120キロ前後のスライダー、フォークを投げ分ける。
先頭の佐藤は力のあるストレートに詰まって遊ゴロ。続く小林に代わって代打久保は四球。続く連続代打の入江はエンドランで投手ゴロ。続く綾原の四球などを挟み2死1,3塁。しかし続く細川は追い込まれてからのストレートに押されて投手ゴロ。
高野はなんとかピンチをしのぐ。
9回表 大阪桐蔭の攻撃
智辯和歌山はエースの右腕池田陽佑に投手交代。
身長181㎝、体重79㎏ 130キロ後半のストレート、スライダー、フォークを投げ分ける。「よいしょっ!」と声と気迫を出して投げてくる。
1死後、石井が2球目のストレートをセンター前ヒット。続く山田が4球続いたストレートを強振すると、レフトの頭を越える2ベースで1死2,3塁のチャンス!
ここで代打伊藤はスライダーに空振三振。続く西浦はスライダーを引っかけて3塁ゴロで万事休す。
100000010 2 9 3
04100000× 5 7 2
智辯和歌山は待望の大阪桐蔭からの勝利。智辯和歌山の選手はゲームセットの瞬間、優勝したかの喜びようでした。智辯和歌山は今の2年生が入学してきてから去年の夏の甲子園、今年のセンバツ決勝など大事な所でことごとく大阪桐蔭に敗れてきたので、先輩たちの分も含めて喜びはひとしおでしょう。
今日はキャプテンの黒川君がベンチ前で大きな声を出し指示していました。クリーンアップで1安打でしたが、キャプテンの気迫が1年生を後押しして、それに1年生が応えてナイスゲームでしたね。やはり甲子園や修羅場をくぐってきた経験値があるメンバーが半分以上いるので、落ち着きや試合巧者ぶりが目立ちました。
これでセンバツ出場確定でしょうから、来年の甲子園での活躍が楽しみですね。
一方で敗れた大阪桐蔭はこの敗戦でたくさんの課題、学びがあったと思います。
ここまで新チームは経験値がないまま個人能力でなんとか勝ち上がってきましたが、やはり強い相手になると弱みが出てきていました。履正社戦もそうでしたが、送球エラーや守備陣の弱さ、投手の四球からの自滅、投げ急ぎによる連打を食らう点、送りバントのミスやビハインドから巻き返す打撃力の不足など。
ただ2年前の大阪桐蔭も大阪大会で履正社に敗れ、大阪3位で出場した近畿大会ではベスト4敗退。しかし冬の努力から翌年のセンバツ優勝に繋げてます。今回はベスト8でしたが、選抜出場の可能性は残っているので、今日の悔し涙を糧にしてこの冬の厳しい練習でメンタル、技術を上げて、来春にはたくましくなった大阪桐蔭を期待しております。
投手陣はこの秋ベンチ外でも良い選手がいるそうなので這い上がってくる選手にも期待したいですね。
ガンバレ大阪桐蔭‼
神戸国際大付対福知山成美 (秋季近畿大会1回戦)
皆さん、こんばんは(^ ^)
昨日はドラフト会議盛り上がりましたね。
1巡目指名を11球団が高校生を指名するのは初めて見ました。
1位指名された根尾さんは地元の中日、藤原君はロッテ、小園君は広島でしたね。
柿木君は日ハム、横川君は巨人で大阪桐蔭から4名指名を受けました。同一高校から4人が指名されたのは2001年の日大三高以来です。
太田君(天理)はオリックス、林君(智辯和歌山)は広島と、近畿で活躍した高校生がプロに指名されると嬉しいですね。
ちなみに西武1位の松本投手は明石商業出身、楽天1位の辰巳選手と阪神1位の近本選手は社高校出身、ソフトバンク1位の甲斐野投手は東洋大姫路出身と小園君含めると兵庫県出身が5名も1位指名です。兵庫県の野球のレベルは高いですね。
それとロッテの昨年ドラ1の安田と今年のドラ1の藤原君は、2人とも兄がPL学園野球部OB。PL野球部が廃部になってなければ、2人はPLに進んでいたそうです。その2人が履正社と大阪桐蔭に分かれ昨年のセンバツ決勝を戦いました。PL学園で叶わなかった安田、藤原の打線がロッテで観られるとは、これは凄い巡り合わせですね。
ドラフトの話が長くなってしまいましたね。
本題に入ります。
先週、神戸国際対福知山成美を観戦しました。
神戸国際は兵庫大会準決勝で9回2点差ビハインドを2死からサヨナラで報徳学園を破っています。打撃の粘り強さがあり、1イニングで4、5点とビッグイニングを作れる打線です。投手陣もエースで右腕の鍵が好投手ですが、報徳戦で打球を右手に当てて負傷退場してるので心配です。
福知山成美はエースで右腕の小橋がコントロールが抜群に良いと聞いてます。打線もホームランを打つような打者はいないが、全員振りが鋭いらしく、投打のバランスで京都を制したチームです。
先攻は神戸国際
福知山成美の先発投手はエースの小橋
1回表 神戸国際の攻撃
ショートフライ、センターフライ、サードゴロで三者凡退。
小橋はストレートのMAX128キロだがコントロールが抜群でスライダー共にアウトローをきっちりついてくる。
神戸国際の先発投手は背番号10番の松本。右のサイドスローからMAX135キロのストレートとスライダーを投げ分けてくる投手。
1回裏 福知山成美の攻撃
先頭佐藤が追い込まれてから4球目に甘く入ったスライダーをレフト前ヒットでいきなり出塁。2番人知は2球目をバントするがファウル、続く3球目にエンドランでファウルと揺さぶってくる。カウント2B2Sで真ん中高めのストレートを引っ張ってライト前ヒット。
おー。簡単には送ってこないなあ。しぶとい印象。
続く東原が初球をきっちり送って1死2,3塁のチャンス。
ここで4番原。国際バッテリーは全球スライダーでカウント2B2S。
勝負の5球目の外角スライダーを原は上手く捉えてセンター前2点タイムリーヒット!
福知山成美はあっという間に2点先取。 2-0
さらに原が2盗成功で1死2塁。
ここで5番左の井戸がフルカウントからの6球目の外角ストレートを左中間へタイムリー2ベース! これで3-0
さらに6番キャプテン岡田が初球のスライダーを待ってましたとばかりにドンピシャのタイミングで左中間に持っていき、タイムリー2ベース!
3連続タイムリーで4-0
岡田は完全に狙い撃ちやったなあ。ナイスバッティング!
この回ヒット5本でまだ1死。
神戸国際はさすがに投手交代でエースの鍵が登板。
鍵は138キロの切れのあるストレートとスライダーで後続を打ち取る。
いやー、成美は素晴らしい先制攻撃やったなあ。さすが京都の優勝校やわ。
2回表 神戸国際の攻撃
1死からショート送球エラーで出塁もピッチャーゴロのダブルプレーで攻撃終了。
2回裏 福知山成美の攻撃
2死から、人知、東原の連打と原の四球で2死満塁のチャンスを作る。
ここを国際の鍵は、井戸を追い込んでからスライダーを引っ掛けさせて、なんとか1塁ゴロに仕留める。
3回表 神戸国際の攻撃
センター、セカンド、ファーストへの全てフライアウトで三者凡退。
国際はまだノーヒット。
3回裏 福知山成美の攻撃
先頭岡田がサードへ内野安打で出塁。小橋が送って1死2塁のチャンス。8番坂が2Sと追い込まれてからのスライダーをセンター前ヒット。1,3塁で神内が2球目をスクイズ試みるもキャッチャーフライで3塁ランナーも飛び出してダブルプレー。
国際の鍵はこの回もなんとかしのぐ。
4回表 神戸国際の攻撃
2死から3番西尾が2球目の真ん中低めのスライダーを引っ張ってライト前ヒットでチーム初ヒットを放つ。続く柴野も初球のスライダーを狙い撃ち、レフト線2ベース!
2死2,3塁のチャンスを作り、5番隠地。しかし成美バッテリーに上手く攻められて空振三振。
4回裏 福知山成美の攻撃
1死後、人知が内角ストレートを引っ張ってライトオーバーの2ベース。初球をワイルドピッチで1死3塁のチャンスで東原が2球目のスライダーをセンター前タイムリーで5-0。
5回表 神戸国際の攻撃
先頭柴田がセンター前ポテンヒットで出塁するも後続が続かず。
5回裏 福知山成美の攻撃
三者凡退。国際の鍵はストレートが走ってきた。
5回終了で、成美5-0国際
成美が11安打、国際が3安打と完全に成美ペース。
成美の小橋のコントロールが抜群に良くストレートのキレが良く低めにくるのでなかなかヒットにできない。スライダーもストライクからボールになる高さで上手く打者に振らせてカウントを稼いでる。国際は15アウトの内フライアウトが9つ。しかもほとんどがポップフライ。低めの変化球を下からすくい上げ、ストレートには詰まらせてる。
しかし、国際は後半修正かけてビッグイニングを作ってくるチームなので期待したい。
6回表 神戸国際の攻撃
1番からの好打順。先頭松浦死球、2番湯浅が2球目の外角ストレートを上手く流してレフト前ヒット。
無死1,2塁のチャンス。3番西尾。
さあ、ここは送って4番に任せるか。
と思いきや、ベンチの指示は打て。
フォークに泳がされて3塁ゴロ、セカンドアウトで1死1,3塁。
ここで4番柴野が2B2Sからの5球目の甘く入ったスライダーをセンター前タイムリー‼
しかし後続は、1塁ファウルフライ、キャッチャーファウルフライでチャンスを逸す。
あー!1点止まりかー。国際としては、ここでもう2〜3点欲しかったなあ。
6回裏 福知山成美の攻撃
三者凡退。
7回表 神戸国際の攻撃
三者凡退。
7回裏 福知山成美の攻撃
1死から東原がレフト前ヒットで出塁も原がピッチャーライナーのゲッツー。
8回表 神戸国際の攻撃
1番からの好打順。さあ、この回3点以上は返したい所。
先頭松浦はショートのエラーで出塁。続く湯浅がレフト前ポテンヒットで無死1,2塁のチャンス。
ここで3番左の西尾。6回と同じ場面。
今日2安打で当たってる4番柴野の前にランナーを2.3塁に送るのか?それとも打たすのか?
初球のスライダーを簡単に打ってショートフライ。
これは痛いなあ。せめて引っ張って2.3塁にして欲しかった所。
続く柴野は2B1Sからの4球目の甘いスライダーに力が入ったのか打ち損じてレフトフライ。続く隠地もファーストライナーでチャンス逸す。
痛い!あと1本が出ないなあ。
8回裏 福知山成美の攻撃
チャンス作れず。
さあ9回表 神戸国際の攻撃
国際打線は勢いに乗ったら4点は返せる打線だが、どうか?
先頭7番柴田の代打森中は初球のスライダーをセンターフライ。
8番笠松はレフトへポテンヒット。続く松尾の代打福元がセンター前ヒット。
1死1,2塁のチャンス。
さらに代打攻勢で鍵に代わって玉城が1B2Sと追い込まれたが、しぶとくセンター前タイムリー! 5-2
続く1番松浦が初球の高めストレートを叩いて連続センター前タイムリー‼ 5-3
神戸国際らしくイケイケになってきた。
1死1,3塁で2番湯浅が2B2Sから5球目のストレートを引っ張ってライトへ犠牲フライで1点差!
2死1塁だがここからクリーンアップ。長打攻勢で逆転期待したい所。
しかし3番西尾は粘るも6球目のスライダーをライトフライで万事休す。
神戸国際 R H E
000001003 4 10 0
40010000× 5 13 2
神戸国際は残念ながらあと1歩及ばず。
やはり、6回と8回の無死1,2塁のチャンスを上手く攻めていれば逆転もあっただけに残念な攻撃だったなあ。1回途中から1失点でしのいだ鍵君の好投があっただけにもったいない試合でした。
ただポテンシャルは攻守ともに高いチームなので、精度の高い野球を仕上げれば来夏はかなり強いチームになってるでしょう。
一方で、福知山成美は大型選手はいないが、投手の小橋君の制球力、緩急、ピッチングの上手さが光りましたね。外角と内角を上手く攻めてキャッチャー原君のリードも良かったです。
打線も各打者、振りがコンパクトでミートが上手いですね。追い込まれても簡単にアウトにならず、ヒットにする技術がありました。
それと初回に見せた3者連続タイムリーの集中打は素晴らしかったです。
さあ福知山成美。次戦の選抜出場をかけた準々決勝の相手は強力打線の履正社。
小橋投手がどこまで良いピッチングができるかと、打線が履正社投手陣を打ち崩せるかに注目したいと思います。
好ゲームを期待。
履正社対南部(秋季近畿大会1回戦 ほっともっとフィールド神戸)
皆さん、こんにちは。
土曜日の第3試合に行われた履正社対南部の対戦を観戦しました。
注目は1年小深田、井上の破壊力抜群の3.4番コンビです。小深田は大阪準々決勝でサヨナラ満塁ホームラン、決勝では特大2ランを放っています。井上も準々決勝と準決勝の第1打席で2試合連発放っています。そして野口、1年池田も準々決勝で2者連続ホームランを放っており、上位から下位まで1発がある打者が並ぶ強力打線です。
投手陣はエースの140キロ左腕清水、大阪桐蔭戦で完投勝ちした右腕植木が支える近畿随一の投手陣で優勝候補に挙げられてます。
一方で南部は和歌山3位校で双子バッテリーの鎌倉がチームを引っ張り、和歌山県新人戦では智辯和歌山を破っています。
強力な履正社打線を南部のバッテリーがどこまで踏ん張れるかが試合の焦点になりそうです。
履正社 南部
⑧桃谷 ④湯川
③西川 ⑧安井
⑤小深田 ⑨小竹
⑨井上 ③尾田
⑦大西 ⑤三上
②野口 ②鎌倉
④池田 ⑥周家
⑥野上 ①鎌倉
①清水 ⑦奈良
先攻は履正社 1回表の攻撃
先頭の桃谷がショート周家のエラーで出塁。西川が初球を送りバント決めて1死2塁のチャンス。ここで注目小深田は2球目のスライダーにタイミング合わず1塁ゴロでその間にランナー3塁へ。井上はストレートの四球。大阪準決勝以来のスタメン起用の大西は3塁ゴロでチャンスを逃す。
南部先発左腕の鎌倉はストレートがMAX128キロ、スライダーが110キロ前後で何とか低めを突いて打ち取った印象。
1回裏 南部の攻撃
先頭湯川スライダーに空振三振。安井はストレートを叩いてセンター前ヒット。しかし、小竹2塁ゴロ、尾田ストレートに空振三振。
履正社の清水は2三振を奪う快調な滑り出し。140キロ前後のストレートと120キロ前後のスライダーがコースに決まるとなかなか打てないね。
2回表 履正社の攻撃
1死後、左の池田が外角ストレートを上手く打ってレフト前ヒット。履正社は前半でもこういうケースは送ってくるチームだが、野上が3バント失敗。しかし清水がストレートに詰まったがライト前ヒットで1.3塁のチャンス。ここで桃谷がスライダーをライト線にタイムリーヒットで先制!
2回裏 南部の攻撃
2死から、周家、鎌倉の連打で1.2塁のチャンス。ここで9番奈良がストレートを叩いてセンターオーバーの2点タイムリー3ベースで逆転!
2死から3連打で逆転とはやるなー。南部としては逆転した後の守りは絶対にゼロで抑えて流れを渡したくないところ。
3回表 履正社の攻撃
1死後、井上、大西の連打で1死1.3塁のチャンス。野口が3球目のカーブを引っ張ってレフト前タイムリーですかさず同点に追いつく。
続く左打席に池田。4球目の外角低めに逃げていくスライダーを泳ぎながら捉えた打球はライトへ。
なんとライトスタンドに入る3ランホームラン!
あれがスタンドに入るんや?!
イチロー選手を彷彿とさせるバッティングやわ。打撃技術が凄いわこの子!
履正社は4連打であっという間に逆転して5-2。
南部の鎌倉は丁寧にコースを突いているが、球速が無いので簡単に見切られたり、良いコースの球も履正社の各打者の鋭いスイングでヒットゾーンに持っていかれてる。2巡目になると流石に履正社打線はアジャストしてくるね。
もうここが限界やからピッチャー代えたほうがええと思うが、、
しかし続投。続く野上は四球を選ぶ。
履正社の清水を考えるとこれ以上離されると試合が決まってしまう。もうピッチャー代え時やが、、
続投か。9番清水が送りバント決めて、1番に帰って桃谷が四球を選び2死1,2塁。
西川が追い込まれた後の3球目、外角低めのストレートを叩いてレフト前タイムリー!レフトが暴投で2,3塁。 続く小深田はストレートの四球。
あー。甘いとこに行ったらやられるから、際どい所突くが外れて、ピッチャー苦しい所。頑張れ鎌倉!
2死満塁で4番井上。初球ストレートでストライク取るもボール3つ続いて3B1S
ピッチャー心理としては押し出しの四球は出したくないところ。この回変化球でストライクが取れていないからストレートでいかなしゃあないが。
運命の5球目
ど真ん中ストレート!あかん!
1,2,3でドンピシャで軽く打った打球はレフトスタンド中段に突き刺さる満塁ホームラン‼
スタンドの度肝を抜く特大ホームラン。これでこの回9点。 10-2
3回裏 南部の攻撃
2番からの好打順も三者凡退。
履正社の清水は大量リードでのびのび投げてる。ストレートのMAXも145キロ、スライダーも低めに切れてきた。
4回表 履正社の攻撃
先頭の野口が初球のインコースに入ってくるスライダーを引っ張り3塁線を破る2ベース。無死2塁で、今日2安打で前の打席でホームランを打ってる池田。
なんとここで送りバント!岡田監督固いなあ。
1死3塁で野上が3Bからなんとセフティスクイズ。しかしピッチャー正面で3塁ランナーアウト。
なんかもったいない攻撃やなあ。
続く清水がセンター前ヒットで出た所で、南部は三木にピッチャー交代。
三木は1直で後続を断つ。
4回,5回の南部の攻撃は共にチャンス作れず。
6回表 履正社の攻撃
先頭の池田がライト線にポテンの2ベース。野上が送って1死3塁。ここで清水が初球を1塁線へセフティスクイズを成功させて追加点。
6回裏 南部の攻撃
2死から鎌倉航太がレフト前ヒットを放つも後続が続かず。
7回表 履正社の攻撃 チャンス作れず。
7回裏 南部の攻撃
この回3点取らないとコールドゲームになる。意地を見せるか。
しかし清水の前に 三振 セカンドフライ 最後は144キロのストレートの後のスライダーで空振三振!
履正社 R H E
0190010 11 17 0
0200000 2 7 2
南部
今日のMVPは履正社の井上君と池田君の2人でしょう。
井上君は4打数3安打1本塁打4打点
池田君は3打数3安打1本塁打3打点1犠打
投手の清水君もナイスピッチングでした。7回7安打2失点9奪三振
今日はストレートの走りが良く、高めの釣り球もよく振らせてました。右打者のインローに投げるスライダーのウイニングショットも良く決まってました。9つの三振の内、スライダーで5つ、ストレートで4つ。
ただチームとしてはバント失敗3つするなど雑さも目立ちました。良いピッチャーと対戦した時は強力打線といえども打てないので、1つのプレーを大事にして次戦は戦って選抜出場を確定してもらいたいです。
負けた南部ですが、2番手の三木君の好投は収穫でしたね。
右のサイドスローから120キロのストレート、スライダー、90キロを切るカーブのコンビネーションで打者のタイミングを外していました。
4回途中から登板して3回1/3を1失点の好投でした。
打者では好投手の清水君から、安井君と周家君はそれぞれ2安打放ちました。
和歌山大会で見せた打力の片鱗は見せてくれましたね。
履正社は次戦福知山成美とのセンバツ出場権をかけた戦いです。1位校対決は目が離せません!
報徳学園、優勝候補を撃破!
皆さんこんにちは(^ ^)
この土日は秋晴れで野球日和でしたね。昼間は暑いぐらいの観戦でした。
ほっともっとスタジアム神戸で行われた秋季近畿大会の1回戦を観戦してきました。この近畿大会で出場校16校から来春の選抜甲子園に出場できるのは基本的には6校と狭き門の熾烈な戦いです。
今日の観戦記は1回戦の好カード、報徳学園対近江の対戦です。この2校は8月の夏の選手権でベスト8に入った強豪校です。
金足農業対近江のサヨナラツーランスクイズはこの夏のベストプレイでしたね。
近江高校の注目選手は、何と言ってもこの夏の甲子園で活躍した林投手。左腕から投げてくるキレのあるストレート、スライダーに最大の武器はチェンジアップが右打者からすると厄介ですね。
更に旧チームから残るキャッチャー有馬、ショート土田、センター住谷、セカンド見市のセンターラインは強力ですね。
一方で報徳学園も、夏の甲子園で先発マウンドに立った林投手、サードで堅守を誇った大崎が新チームで残っています。
夏のベスト8チームの好左腕で同性対決。近江有利と言われるカードはどんな試合になるでしょうか⁈
⑧ 住谷 ② 西井
④ 見市 ⑦ 中井
⑥ 土田 ⑨ 赤崎
② 有馬 ⑤ 浦上
③ 安田 ③ 岸野
⑤ 鈴木 ⑧ 櫻井
⑨ 板坂 ④ 岩本
⑦ 三浦 ⑥ 大崎
① 林 ① 林
先攻は近江高校
1回表 近江の攻撃
報徳の左腕林が立ち上がりから140キロのストレートと120キロ前後の鋭いスライダーで近江の上位打線を三者凡退。
ナイスピッチング!今日はストレートが走ってるね。
1回裏 報徳の攻撃
さあ先取点取ろうぜ!
1死後、中井が四球を選び、赤崎が林のストレートを引っ張ってレフト前ヒット!
いきなり1.2塁のチャンスで4番浦上。
浦上は春は4番を期待されてた大砲だったが、調子が上がらず夏はベンチを外れた。その悔しさをこの試合で是非晴らしてほしい!
しかし、追い込まれた後に林のチェンジアップを打たされてショートゴロゲッツー。
さすが林やわ。これに智辯和歌山の強力打線もやられたんやった。
2回表の近江の攻撃も報徳の林は三者凡退に打ち取る。報徳の林、今日はええなあ。コントロールとキレがあって兵庫大会の時より調子ええわ。(^ ^)
2回裏 報徳の攻撃
先頭の岸野が林のストレートを引っ張ってライト前ヒットで出塁。送りバント成功で1死2塁のチャンス!岩本は抑えられるも、次打者は甲子園メンバーの大崎。
大崎は期待に応えて、真ん中低めに入ってきたスライダーを捉えてレフト前タイムリー❗️
ランナー岸野も上手くキャッチャーのタッチをかいくぐるナイスラン❗️
よっしゃー!林から先制やあ。
3回表 近江の攻撃
先頭の板坂がレフト前ヒットで出塁。三浦が送って1死2塁。
ここで投手林がボークで2塁ランナーが3塁へ進塁。
これは痛いなあ。と思った矢先、投手林は動揺したか追い込んでからスライダーが高めに甘く入ってしまい、打者林にセンター前タイムリーヒットを打たれる。
これで1-1同点。
近江打線はまだ手を緩めない。
住谷死球で1死1.2塁。ここで林は右打者見市に対し外角攻めのフルカウントからインコースへクロスファイヤーで見逃し三振に打ち取る。
よっしゃー!ナイスボール!球場が湧いた!
これで2死。3番左の土田を迎える。
さすが土田。林の厳しいインコースのストレートを弾き返してライト前タイムリーで勝ち越し!
やっぱ近江強いわ。取られたらすぐに倍返ししてきたわ。
しかし林は続く1.3塁のピンチで、4番有馬を140キロのストレートでライトフライに仕留める。
ナイス!良く踏ん張った。
報徳の林は4.5回の近江の攻撃をゲッツーなどで、無失点で抑える。
報徳は林が頑張ってるから、なんとか追いつきたいところ!
5回裏 報徳の攻撃
簡単に2死を取られる。
しかし、中井がスライダーをレフト前ヒット、赤崎がストレートをレフト前ヒットで初めての連打!そして4番浦上も追い込まれてから粘って四球で満塁。
ここで岸野が打った打球をファースト安田がエラーで同点。
2死からチャンスを作り得点する報徳学園らしい粘りの野球が出たね。
5回終了で2-2の同点。ここまでヒット数は報徳が7本。近江が4本。ここまではやや報徳ペースかな。後半がめちゃくちゃ楽しみな試合になってきました!
6回の攻撃はお互いチャンス作れず、無得点。
7回表の近江の攻撃も2回以来の三者凡退。
先頭の板坂がフルカウントから3球ファウルで粘るも、林も粘り負けせずセンターフライに打ち取って先頭を切ったのが大きかった。
よっしゃ、これで流れは報徳に来るで。
7回裏 報徳の攻撃
この回は好打順の1番から。
先頭の西井がボール2からのストレートを引っ張ってライトオーバーのツーベース!
中井が初球をキッチリ送りバントを決めて1死3塁のチャンス!
中井ナイスバント!
さあここで今日3安打と当たってる赤崎。
ここは小技も上手い赤崎、スクイズか?打たすのか?
バッテリーが警戒しながら投げた2球目の低めスライダーを上手く捉えてセンターへ犠牲フライで勝ち越し!
赤崎ええ仕事した!(^。^)
続く4番浦上は4球目のインコースストレートをドンピシャでレフトへ引っ張ると、レフト席中段にぶち込むホームラン❗️
大砲が目覚めた❗️(^。^)
試合後の取材では、通算14本で1番大きなホームランだそうです。
これで2点勝ち越し。
8回表 近江の攻撃
この回近江も先頭が1番からの好打順。
報徳はこの回0に抑えると勝利の可能性がかなり高くなる大事なイニング。
近江の先頭住谷が外角低めのスライダーを上手く打ってライト前ヒット。
さすが!
8回で2点差。ここは次打者に打たしてくるかと思いきや、送りバント。
1死2塁。これは報徳としては助かったかな。
このランナー返しても1点勝ってるから、守る報徳としては気持ちが楽かな。
報徳林はエンジン全開!
続く3番土田をスライダーで引っ掛けさせてショートゴロ、4番有馬をストレート、スライダーで追い込んでから138キロのストレートで押し込んでライトフライに仕留める。
林ナイスピッチング❗️ここは気合入れてベストピッチやった。
8回裏 報徳の攻撃
1死から大崎がセカンドへ内野安打で出塁。
林が初球を送りバント成功で2死2塁のチャンスを作る。続く西井が四球を選んでワイルドピッチも挟み2死1.3塁。
ここで2番中井がインコースのストレートを引っ張ってライト前タイムリー❗️
よし❗️これで3点差❗️
9回表 近江の攻撃
2死から板坂が左中間破るスリーベースヒット!
ここで代打奥岨がフルカウントまで粘るもショートゴロで万事休す。
近江 R H E
002000000 2 7 1
01001021× 5 12 0
8回からの残り2イニングで、2点差を良く守りきりました。
兵庫大会準決勝の神戸国際大付戦で9回2点勝ってるところから、逆転サヨナラ負けを喫した試合を糧にして今日は粘り強い近江に勝ちきりました!
打線も兵庫大会はかなり貧打でしたが、近畿大会までに相当練習を積んできたのでしょう。成長してました。
報徳学園のデータ班の部員に聞くと、対近江戦が決まってから今週は必死に分析、対策をしたそうです。それが活きて打線が12安打と近江の林を打ち崩し、守っては近江打線を7安打2点に抑えました。チーム全員の勝利ですね❗️
ちなみに、データ班のスピードガンよりも球場のガンが2〜3キロ速いそうです。
確かに、ほっともっとスタジアム神戸は普段よりもスピード出てるなと思いました。納得。
今後の観戦では2〜3キロマイナスで見ていこうと思います。
この試合はこの2日間の6試合で1番レベルが高い試合でした。近江がエラー1つ出ましたが両チームの守りは固く、特に報徳のショート大崎の動きは軽快で送球も速く安定していました。
近江の住谷も素晴らしかったですね。
他の5試合では送りバントの失敗が多く散見されましたが、この試合では近江は2回の送りバントを初球を1発で決めてましたし、報徳も3回全てファーストストライクを1発で決めてました。
滋賀県2校は初戦敗退となり、センバツ出場は厳しくなりましたが、来年の夏に甲子園で活躍する姿を観たいですね。
報徳学園は次戦はセンバツ出場権をかけて、兵庫県1位の明石商業との同県対決です。
熱い試合を期待しましょう!
大阪桐蔭2年ぶりに大阪で敗れる。
皆さんこんばんは。今日は秋季大阪大会の決勝戦、大阪桐蔭対履正社を観戦しました。
注目は、大阪では2016年秋季大阪大会の準決勝で履正社に敗れて以来、負けなしの大阪桐蔭に履正社は土をつけるのか?それとも大阪桐蔭が返り討ちにするのか?
大会前から両チームは優勝候補筆頭でしたが、履正社は大会前半は打線の調子が上がらず、苦戦続きで投手陣がなんとか踏ん張り勝ち上がってきました。
一方で大阪桐蔭は投手陣に多少不安を残しながらも圧倒的な打撃力で勝ち上がってきました。
注目選手は、履正社は1年生3番小深田。5回戦まであまり当たってなかったが、準々決勝の東海大仰星戦で4タコから9回裏の5打席目でサヨナラ満塁本塁打を放ってから、吹っ切れたのか準決勝の大商大堺戦では2安打2打点と調子を上げてきている。
4番の井上も怖い打者だ。とにかく第1打席の集中力が凄い!準々決勝では2点ビハインドの第1打席で1点差に迫る左中間への本塁打を放てば、準決勝では初回に先制の3ラン本塁打を放っている。
その他には準決勝で野口、池田が両翼100mと広い大阪シティ信金スタジアムで2者連続本塁打を放っている。野口は準決勝で3安打と当たってきている。
とにかく履正社打線はここにきて本領を発揮してきてるので、序盤から打ち合いになると予想する。
大阪桐蔭の打者のキーマンは1番柳本と3番西野だ。柳本は昨日の準決勝では4安打と調子を上げている。西野はここまで7試合フル出場で打率6割超え、7試合連続打点中。
大阪桐蔭としては、この2人の前にランナーをためて大量得点を取りたいところ。
先攻は履正社
大阪桐蔭の先発投手は昨日完投勝ちした新井。
1回表 履正社の攻撃
先頭の桃谷がいきなりライト戦にツーベース!
送って1死3塁のチャンスで3番小深田。
小深田は詰まりながらも、レフトへポテンヒットで先制タイムリー!
次打者の怖い井上は強烈なライトライナー。
捉えられてるなあ。なんか危ない雰囲気で怖いわ。
2死1塁から、6番西川がライト線ツーベースで2.3塁。ここで怖い野口はレフト前へ2点タイムリーヒット!
これでいきなり履正社3得点!
うわー、これはまずい!完全に履正社にペース持ってかれる!
でも、今まで打線が盛り返してきたからなんとかしてくれるでしょ!
履正社の先発投手は背番号10の右腕植木。
準々決勝の東海大仰星戦では先発して2回1/3イニングで4安打2失点で降板している。
大阪桐蔭打てるっしょ!
1回裏 大阪桐蔭の攻撃
2死後、西野がレフトフェンス直撃のツーベースを放つ!よっしゃ!続いてくれ!
しかし4番船曳はライトフライで凡退。
よっしゃ次の回や!切り替えていこう!
2回表 履正社の攻撃
桐蔭の新井は8.9番を連続三振の三者凡退に仕留める。
よっしゃ、よっしゃ。
2回裏 大阪桐蔭の攻撃
5番からの打順だが、センター、ライト、センターへ全てフライアウトに終わる。
なんか嫌な流れやなあ。
3回表 履正社の攻撃
先頭打者四球を選び、怖い小深田。
小深田は打った瞬間行った!とわかるライトへの度肝を抜く大ホームラン!
この球場は100mの所に高いフェンスがあり、さらにその10m向こうの白いフェンスを超えるホームラン。
嫌なトラウマを思い出した。
2016年の秋季大阪大会準決勝で大阪桐蔭対履正社戦。桐蔭のエース徳山が履正社の安田に同じ所に特大ホームランを打たれて負けたシーンがよぎってしまった。
ちょっとこれはヤバイ展開ですわ、、
いやいや、まだ3回や!
取り返せるでー!
3回裏 大阪桐蔭の攻撃
1死後、代打伊東が手本のような綺麗なセンター前ヒット!ナイスバッティング!
続く柳本がセンター前ヒット、宮本が追い込まれた後の浮いたフォークボールをライト線へタイムリーツーベース❗️
宮本君ナイス❗️
1死2.3塁で期待の西野。
しかし頭へ死球受け、1死満塁。
西野君はその後、元気にプレーしてますのでご安心を。
さあ4番船曳 頼むで!
しかしショートゴロのダブルプレー。
痛い!痛すぎる!
1得点に終わったのが、後半に響いてこなければ良いが、
4回表 履正社の攻撃
この回から大阪桐蔭の投手は中田に交代。
その中田2死から四球を与えるも後続を抑える。ストレートは準々決勝の時よりは走っているようだ。ただ、スッと高めに浮いてくる球がたまにあるので、上位打線ではどうか?
4回裏 大阪桐蔭の攻撃
5.6番連続三振。四球選ぶも8番中田ショートゴロ。やはり履正社の植木投手、先程のピンチを脱してから乗ってきましたな。ストレートの勢いが出てきてコースにきっちりきだした。
5回表 履正社の攻撃
先頭は3番小深田。今後も繰り広げられるであろうこの対決。
注目してみた。
初球ストレート外れボール。2球目内角ストレートでストライク、3球目内角スライダーで追い込んで、4球目内角低め左打者の膝下に落ちるスライダーで空振り三振!
完璧なピッチング!ナイスピッチング!
これで中田君乗ってくるか⁈
4番井上を外角低めスライダーでショートゴロ、5番西川を内角ストレートで詰まらせてセカンドフライに切って取る。
桐蔭に流れを呼び込むナイスピッチング!
5回裏 大阪桐蔭の攻撃
先程センター前ヒットを打ってる9番伊東から。スライダーを捉えた大きな当たりがライトへ!
あー、フェンス手前でキャッチ。
1番柳本も良い当たりのセンターライナー。
なんかツキがないなあ。
宮本ショートエラーで出塁!
よっしゃ、西野君長打頼む!
しかしサードゴロ。
履正社の植木投手はストレートが走ってきて、コースを外さない。外れても内には入ってこず、外のボールになるので、ほとんど甘い球がない。スライダーも低めに集まって、浮いてこない。
ただ、後半スタミナがどうか?なんとか桐蔭打線は捕まえたいところ。
6回表 履正社の攻撃
先頭野口のサードへのボテボテの内野安打、野上のセンター前ヒット、四球などで2死満塁のチャンス。ここで2番池田の打球は快音を残してレフトへ!
なんとかレフトライナーでアウト。
おーヤバイヤバイ。
6回裏 大阪桐蔭の攻撃
先頭船曳がサード送球エラーで出塁。続く石井がセンターへポテンヒット!送って1死2.3塁のチャンス!
しかし西浦ショートゴロの間に3塁ランナーホームイン。2塁ランナーは思い切ってショートの1塁送球の間に3塁へ。
しかし3塁アウト!惜しい!ファーストからの送球が少しそれていれば、セーフやった。
流れが履正社に行くなあ。
7回表 履正社の攻撃
桐蔭の中田が3.4.5番のクリーンアップをストレートで押し込んで三者凡退に仕留める。
ナイスピッチング!
7回裏 大阪桐蔭の攻撃
さあ反撃しよう!
2死から柳本がセンター前ヒットで出るも、宮本凡退。
8回表 履正社の攻撃
この回から大阪桐蔭は左腕の高野に投手交代。
2死から1つ四球与えるも、9番植木をショートライナーに打ち取る。
8回裏 大阪桐蔭の攻撃
3番からの好打順!この回点取るでー!
西野 レフトフライ。船曳四球選ぶも、石井、山田ともストレートに差し込まれてレフトフライに打ち取られる。
9回表 履正社の攻撃
桐蔭高野は1死からセンター前ヒットでランナー出すも、3番小深田をキレのある外のスライダーで引っ掛けさせて、ピッチャーゴロゲッツーに仕留める。
9回裏 大阪桐蔭の攻撃
さあ!3点差はワンチャンで返せるで!
1死から代打のキャプテン中野が四球を選ぶも、続く伊東が外角ストレートをサードゴロゲッツーに。万事休す。
履正社 R H E
302000000 5 8 2
001001000 2 6 0
準決勝まで機能してた打線が完全に抑えられましたね。昨日の準決勝の打撃を見ていると、履正社の植木投手を後半には攻略できると思ってましたが、尻上がりに植木投手の調子は上がっていきました。桐蔭打線もフライアウトが多く、しっかり捉えきれなかったですね。
やはり序盤3回の5点で植木投手を楽に投げさせてしまった事。桐蔭の6安打中4安打が序盤3回で放っており、3回の1死満塁で1本出ていれば、植木君にプレッシャーを与える事ができてもっと接戦に持ち込めたかなと思います。
しかし来春のセンバツに出場する為の近畿大会出場権を得ることができたので、今日の敗戦からチームの成長に繋げて近畿大会ベスト4以上まで勝ち抜いてもらいたいです。
春夏連覇した前チームのプレッシャーが新チームにあったと思うので、ここで負けてプレッシャーから解放されて新チームらしさで強くなっていくでしょう!
ちなみに、2016年の秋の大阪大会準決勝で履正社に負けてから、大阪3位で近畿大会に出場し、敗北から立て直して近畿大会ベスト4でセンバツ出場。そしてそのセンバツで優勝しております。
近畿大会に期待しましょう!